海上自衛隊 東京音楽隊


行進曲「アルセナール」

 (J.ヴァンデルロースト)
 ヤン・ヴァンデルローストは1956年、ベルギー出身。世界中の団体からの作曲依頼が数年先までいっぱいになるほどの人気作曲家であり、過去発表された多くの作品が日本を始め世界中で演奏されています。また、自身の出身校である「レマンス音楽院」において作曲の教授職もつとめています。この「アルセナール」は、ベルギー・スポールヴェハルセナール吹奏楽団(ベルギー鉄道備蓄所吹奏楽団)の創立50周年を記念して1995年に作曲された格調高いコンサートマーチです。


古代の聖歌と祝典の踊り

 (D.ホルジンガー)
 デイヴィッド・ホルジンガーは、1945年、アメリカ合衆国ミズーリ州の出身。現在は、テキサス州のシャディ・グローブ教会の居住作曲家(レジデンス・コンポーザー)として教会の音楽を担当するかたわら作品に専念しています。この曲は、20世紀に入ってから、「バルトーク」や「ストラビンスキー」によって作曲された作品群で聴かれるような、変拍子による強烈なリズム、衝撃的な不協和音のハーモニーが特徴の吹奏楽曲です。


行進曲「軍艦」

 (瀬戸口藤吉)
 明治40年〜大正6年まで海軍軍楽長だった瀬戸口藤吉(明治元年生〜昭和16年没)により、明治33年に作曲されました。この行進曲は、明治26年に発表された軍歌、「軍艦」のを主部に置き、儀礼曲「海ゆかば」を中間部のメロディーに用いて作曲されました。作曲された明治26年は、西暦1900年ですので、今年で作曲101年目を迎えたことになります。現在、この行進曲は、海上自衛隊の公式行進曲に制定されています。

戻る