米国海兵隊 第三海兵遠征軍バンド

。Marine Expeditionary Force Band

第三海兵遠征軍バンドは、年間300回を超える演奏活動を続けており、クラシックから映画音楽までの幅広いレパートリーを持つコンサートバンド、軍や民間のセレモニーでドリルやパレードを行うマーチングバンド、ビッグバンドからコンテンポラリーまでのナンバーを持つジャズバンド、ロックンロールから最新ヒット曲までをカバーするダイナミック・ショーバンド、スタンダードやフュージョンを演奏するジャズ・コンボ、そして室内楽を専門とする木管および金管五重奏団から構成されている。そのプロフェッショナリズムと研ぎ澄まされたセンスは米軍ナンバーワンである。米国の音楽親善大使団として活躍する第三海兵遠征軍バンドは、アジア各国を中心に演奏旅行を行い、非常に高い賞賛を受けている。日本には、御殿場で毎年開かれていた御殿場国際音楽祭や、群馬県の高崎音楽祭にも招かれている。第三海兵遠征軍バンドという名前は、単なる演奏家ではなく、祖国を守るために激しい戦闘訓練を積んだ海兵隊員の集まりであることを示している。第三海兵遠征軍バンドの隊員は、 実戦に参加しているときでも、軍や民間のセレモニーで演奏しているときでも、祖国と市民に奉仕しているという誇りを忘れることはない。

国海兵隊
第三海兵遠征軍バンド
指揮:ジェイムズ.A.フォード上級准尉

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米国海兵隊上級准尉であるジェイムズA.フォード二世は、スタン・ケントン・オーケストラの首席トランペッター、マイク・バックス氏に師事し、同オーケストラで多くのアーティストと共演した。有名なバーナム&ベイリー・サーカスでの演奏経験もあり、テレビ番組「Stars of Jazz」ではバディ・デフランコなど、多くのジャズプレーヤーと共演している。また、多くの編曲も手がけ、そのレコーディングにも参加している。そのジャンルはポップスからゴスペルまでと幅広い。1982年7月に海兵隊に入隊したフォードは、米海兵隊訓練所を優秀な成績で卒業し、米軍音楽学校へと進んだ。翌年にはニューオリンズの海軍第四航空隊バンドに着任し、ソロ・トランペッターとして活躍する傍ら、アレンジャーとしての海兵特技区分を取得し、伍長から軍曹へと昇格した。1988年には米軍音楽学校へ戻り、翌年の卒業と同時にリハーサル・コンダクターおよびトランペット指導教官として同校に残る。同年6月には三等曹長へ昇格した。1992年2月には下級准尉に昇格し、米海兵隊教育本部での訓練を経て、米海兵隊訓練所バンドに着任。翌年には二等准尉に昇格した。現在は、上級准尉として第三海兵遠征軍バンドを率いている。

モンテズマの砂漠からトリポリの海まで
空と海と大地で祖国のために戦わん
自由と権利のために、そして名誉のために
誇り高き我ら米国海兵隊

太陽が昇り地平の彼方へ沈むまで、我らの旗は風になびかん
風吹き荒れる辺境の地であれど、銃ある限り戦わん
酷寒の地の猛吹雪、南の島の灼熱の陽
ものともせずに進みゆく我ら米国海兵隊

人民に、そして我らが誇り高き部隊に栄光あれ
熾烈な戦いの中に不屈の精神を失わず
陸海軍の兵士らが天に召されしとき
天の国を守るは我ら米国海兵隊

 

米国海兵隊讃歌